個別インタビューFV

大和紡績だからできる、ゼロからのモノづくり


お客様と共に、世界にたったひとつの製品を生み出す面白さ

大和紡績だからできる、ゼロからのモノづくりお客様と共に、世界にたったひとつの製品を生み出す面白さ

合繊事業本部
生活資材部 製品課

O.F

入社年

2014年

出身校

大阪成蹊女子短期大学
美術・絵画コース 卒業

担当業務

自社不織布を採用した最終製品を販売する製品課の運営・管理(営業職:課長)

初めての就職先はアパレル系の小売店を展開する企業。ここでショップ店員から店長を経てバイヤーや店頭コンセプト・ディスプレイを担うコーディネーター職を経験した後、アパレルメーカーへ転職し、今度は創る側として企画営業を担当していました。その後、約10年の子育て期間を挟んだ後、復帰した企業(こちらもアパレル系企業)で働く中、過去在籍していた企業の取引先として知っていた大和紡績に入社しました。現在は大手メーカーのコスメ・日用品を中心に、自社不織布を使用した製品の設計や企画開発を行う製品課の課長として、課の運営・管理を行っています。

──大和紡績を選んだ理由は?

自分たちの手でゼロベースからモノづくりができる

自社で6つの工場を保有するだけでなく、研究所まで完備するなど、「モノづくり」を行うための環境の充実度に惹かれました。アパレル業界では自社工場を持たない企業がほとんどで、多くの場合は海外の外部工場へ依頼をかける流れになります。もちろん、いくらかの自由度はありますが、ゼロから一貫して自分たちの手元で完結させるのは難しいんです。商品のコンセプトから製品に活かす「繊維」の仕様、商品化した際のパッケージに至るまで、自社一貫で手掛けるモノづくりの環境は、なかなかありません。「ここにしかない経験がきっと得られる」と感じて、入社を決めました。

──現在の仕事内容は?

名だたるメーカーからのオーダーに、じっくりと向き合う

自社不織布を活用した製品開発に携わっています。コスメブランド様の「フェイスマスク」を主軸に、制汗シート、ホームケア用ワイパーなど、様々な分野・用途の消費財を手掛けた経験があります。
多くの案件はお客様から「こういった商品をつくりたい」という大枠のコンセプトを受け取ることからスタートします。その実現に向け、自社工場の技術、製造メンバー、ブランドメーカー様のデザイナーの方々などと密に連携しながら、商品自体だけでなく商品ラベルの仕様・設計、ロット数に至るまでの製品づくり全体に一貫して携わります。パッチテスト(肌に触れるモノの安全性を確認する期間)などを含めると、完成までは1年程度。どの案件も時間をかけて取り組むのが基本となっています。

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──今までの仕事で一番記憶に残っていることは?

お題は「史上最高」!前例にとらわれない製品づくりへの挑戦

記憶に残っているのは、お客様から『史上最高の不織布をつくってほしい』というご依頼を受けた案件です。前例のない製品を生み出すため、「密着性」「やわらかさ」をどう具現化するかなどを研究・開発スタッフと何度も打合せを重ねました。どの繊維を組み合わせるか、液剤の粘度はどうするかなど、考えるべきことは多かったのですが、社内で試作品の使用感の声などを集めてデータ化して、様々な方向性から検証しました。

『史上最高』という難題に苦戦しましたが、ある時、“一度、固定概念を捨てて考えてみよう”という思いに至りました。通常の製品づくりでは、「生産性(つくりやすさ)」と「コスト」を考えますが、その制限を取り払って、最高峰の製品だけを追い求めたのです。生産ラインとのすり合わせで苦労もしましたが、最終的に自信をもって提案できる製品を生み出すことに成功しました。
お客様から高い評価をいただき、市場でも大ヒットしたことから、「史上最高」と言える製品ができたと思っています。手掛けた案件の中でもひときわ愛着が強くて、好きな製品です!

──会社の魅力について教えてください。

メリハリを持って、自分や仲間を大切にできる場所

製品課では、20代中心のメンバーが活躍していますが、私は管理職として組織・環境づくりを任されています。日々メンバーに「働きやすい」と感じてもらうために、風通しの良い風土をつくるよう意識しています。ちょっとした相談・質問はもちろん、日常的な会話も気兼ねなくしてもらえるよう、まずは私のほうからメンバーに向けて発信するようにしています。
それから、オン・オフのバランスが取りやすいと思います。私の場合、週1回のノー残業デーは仕事帰りにストレッチ専門店に通う習慣をつくるなど、『仕事一辺倒』にならないようにしています。休日は好きな韓流ドラマを見たり、家族との時間を大切にしたり。メリハリを持って働くことができています。

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──入社を志望する方へメッセージ

良い仕事をするには、モノづくりが好きであること、好奇心旺盛であるとともに今の自分を好きでいられることも大切だと感じています。お客様それぞれが大きな熱量をもって当社にオーダーしてくださるので、私たちも全力でその想いに向き合っていく必要があります。そのためには、「モノづくりが好きであること」「好奇心旺盛であること」が、カギになると感じています。
当社にはイチから製品完成まで、こだわりをもって手掛けられる環境があるので、自ずと「もっと追求してみたい」「もっと知りたい」という気持ちが湧いてきて、夢中になれるはずです!当社ならではの環境で、一緒にモノづくりの面白さを楽しんでいただけたら嬉しいです。